統合失調症だと診断された場合、原則として車の運転はできません。

なぜ統合失調症の場合に車の運転が禁止されているのかというと、統合失調症の人は適切な判断や認知ができない可能性が高いからです。つまり、事故を起こす可能性が極めて高いと判断されるため、統合失調症であると車の運転ができないのです。

例えば、運転中に他の人には見えないものが見えたり、聞こえない声が聞こえたりすると、安全運転をすることができません。非常に危険な状態ですので、自分はもちろん、他人を守るためにも運転してはいけません。

また、運転免許を取得した後に統合失調症を発症した場合は、医師から警察に連絡がされるようになっています。したがって、運転免許を持っている状態で統合失調症と診断されると、運転免許の取り消しまたは停止となります。

根拠法令は道路交通法第103条第1項第1号イと、道路交通法施行令第38条の2第1項、第33条の2の3第1項です。これによると、統合失調症と診断されると免許の取り消しまたは停止となりますが、例外が書かれています。

例外とは「自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈しないもの」です。