うつ病で一般的に用いられている治療法は、次のとおりです。

薬物療法(抗うつ薬療法)

薬物療法では、うつ病に効果がある薬(抗うつ薬)を服用して症状を改善します。
うつ病になる原因には神経の伝達異常があるといわれています。
抗うつ薬で、その伝達機能を正常に戻していきます。
つまり、薬で精神的に落ち着くようにするのです。

効果には個人差がありますが、この薬物療法を用いることがほとんどです。
ただし、薬の服用だけでは根本的な治療にはならないことが多いので、他の治療法と併用します

認知療法(認知行動療法)

うつ病患者に多い悲観的な考え方を修正し、気持ちを楽にする精神療法(心理療法)の一種です。

うつ病患者は現実に対して否定的な気持ちになり、行動意欲が低下します。
自分の感覚と現実社会との「ずれ」といったものは常に存在するもので、通常ならば自分の意思で対応しようとします。
しかし、うつ病になると否定的な感情が強くなるため、対応ができなくなっています。

そこで、精神科医や心理士とのカウンセリングを通して、悲観的になりすぎず、楽観的にもなりすぎず、現実的な考え方をして、今の悩みを改善する方向に持っていきます。

対人関係療法(IPT)

対人関係の持ち方を見直すことによって症状を改善する療法です。
ストレスの原因は対人関係であることが多いものです。
その関係に変化を起こすことで自尊心を高めていく治療法です。

ところで、どの療法が効果があるかは、人それぞれによって違います。
生活環境の変化がきっかけならば、その環境を変えることも有効でしょう。

うつ病の症状は人によって異なりますので、自分で治療法を選ぶのではなく、専門医の判断に任せたほうが良いでしょう。

【荒木式】うつ病改善プログラム~薬も心理療法もやめられた画期的な治療法~