うつ病とは、「抑うつ状態」(憂うつ、気分の落ち込みなどの症状が強い状態)がある程度以上重い症状のことです。

うつ病の分類方法はいくつかありますが、たとえば次のような種類に分けられます。

定型うつ病

一般的にイメージされているうつ病の症状です。
無気力、不眠、食欲の減退などが起こり、社会生活を送るのが困難になります。

非定型うつ病(新型うつ病)

典型的な症状でないうつ病で、うつ病だと分からない症状が現れるものです。

例えば、食欲や睡眠欲が過剰になります。自分の好きなことや興味のあることは普通に楽しめますが、仕事はやる気が起こらなかったり、集中力が低下したりします。
そのため、甘えだとか我がままだとか思われてしまうことがあります。

定型うつ病は自分を責めますが、非定型うつ病は他人を責める傾向が強いです。

仮面うつ病

一見うつ病に見えないうつ病です。
精神的な症状よりも身体的な症状が主に現れますので、うつ病と気付かれないことが少なくありません。
気持ちの落ち込みに対する自覚が少ないのです。

例えば、頭痛、肩凝り、胃痛の背後にうつ病が隠れているような、「病は気から」のようなケースです。

喪失うつ病

家族や恋人といった大切な人を失った時に、過大なストレスを感じて発症するうつ病です。

老年期のうつ病

高齢者が発症するうつ病です。
一般的な症状は他の年代のうつ病と同様です。
老年期のうつ病にありがちな症状は、体の不調、過剰な心配(家族に対する過度の要求)、記憶力の低下などがあります。

産後うつ病(マタニティ・ブルー)

出産後半年以内に発症するうつ病です。
憂うつな気分が数週間たっても収まらず、定型うつ病と同様な症状が現れ、社会生活が困難になります。

季節性うつ病

特定の季節限定のうつ病です。

例えば「冬季うつ病」があります。
これは、秋から冬にかけてうつ状態が強まり、春になると自然と回復して元気になるというものです。
20~30代の女性に多い症状です。
原因は日射量不足といわれています。