漢方薬は様々な病気や症状に使用されていますが、うつ病に効くといわれているものもあるので、使用してみるのも良いかもしれません。
ただし効果には個人差が付きものです。
副作用が少ないともいわれますが、皆無ではありません。
さて、うつ病に効くといわれている漢方薬は、次のようなものです。
・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
軽い不眠のタイプに効果的です。神経を静めて、寝つきをよくします。
ナインティナインの岡村隆史さんが服用していて有名になりましたね。
・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
緊張が強く、のぼせがあるような精神不安のタイプに効果的です。
神経を静めて、心と体の状態をよくします。
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
痰が出る、胸苦しい、めまい、動悸があるタイプに効果的です。
神経性の胃炎、咳や吐き気を抑える作用もあります。
・加味帰脾湯(かみきひとう)
あれこれ考えすぎて動悸があったり眠れないタイプに、鎮静効果があります。
また、胃腸を丈夫にし、貧血症状を改善します。
・甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
日頃から驚きやすかったりヒステリックな状態が多いタイプに効果的です。
夜泣き、ひきつけ、婦人の神経症や不眠症にも作用します。
・分心気飲(ぶんしんきいん)
食欲不振、めまい、胸騒ぎのあるタイプに効果的です。